2004/12/18  トップリーグ第10節 近鉄ライナーズ神戸製鋼コベルコスティーラーズ 14:00〜
 近鉄花園ラグビー場 第1グラウンド 曇り

近鉄ライナーズ
1.石田 2.畑田 3.斉藤 4.安東 5.デービス 6.岸本 7.坪井 8.佐藤(幹)
9.前田 10.吉村 11.飯泉 12.山崎 13.大藪 14.西尾 15.ビリー

交代:後半から 9.前田->20.橋本 後半3分 2.畑田->16.辻本 後半8分 3.斉藤->17.浜辺
    後半13分 6.岸本->19.岡本 後半25分 13.大藪->21.重光


神戸製鋼コベルコスティーラーズ
1.南條 2.松原 3.清水 4.池上 5.ウイリス 6.野澤 7.伊藤 8.斉藤
9.苑田 10.今村 11.森藤 12.元木 13.大畑 14.ホラ 15.大門

交代:後半8分 1.南條->16.鶴長 後半22分 13.大畑->21.吉田 後半30分 15.大門->22.平尾
    後半34分 3.清水->17.平田 9.苑田->20.西田


前半


5分 近  鉄 BKへ展開しCTB山崎が捕まりモール、BKへ展開しFBビリーがショートパントを上げ自ら
取ってディフェンスを振り切って飛び込みトライ。(G失敗)
9分 近  鉄 マイボールスクラムで神鋼のコラプシング。10メーター上左30度のPGをSO吉村が決める。
13分 神  鋼 近鉄ゴール前のマイボールラインアウトをNo.8斉藤が取りモール、回してディフェンス側が
崩れプッシュしインゴールでLOウイリスが押さえトライ。(G失敗)
18分 神  鋼 ラックからBKへ展開しWTBホラが捕まりラック、サイドをLOウイリスが突きモールをプッシュ
しインゴール寸前でSH苑田がサイドを突いて飛び込みトライ。(G失敗)
31分 神  鋼 近鉄ゴール前のマイボールラインアウトをNo.8斉藤が取りモール、回してディフェンス側
が崩れFL伊藤が縦を突いて抜けトライ。(G成功)
35分 近  鉄 ラックからBKへ展開しFBビリーがステップでディフェンスをかわして大きくゲイン、サポート
したSH前田に繋いでディフェンスを振り切って飛び込みトライ。(G成功)
40分 神  鋼 近鉄ゴール前のラックを連取しNo.8斉藤がサイドを突いて抜けゴール寸前捕まりラック、
すぐにLOウイリスが拾ってサイドを突いて飛び込みトライ。(G失敗)


後半


2分 神  鋼 FWがラックを連取しWTBホラが捕まりラック、ブラインドサイドに展開しLOウイリスが捕まるが
内へフォローしたSH苑田に繋いで抜けトライ。(G成功)
11分 神  鋼 ラックからBKへ展開しSO今村・FB大門・WTBホラと繋いでややパスが乱れるがWTB森藤が
取ってタッチ際を抜けて飛び込みトライ。(G失敗)
21分 神  鋼 ラックからブラインドサイドに展開しNo.8斉藤がタッチ際を抜け大きくゲインし捕まりラック、
WTBホラが縦を突きラックからブラインドサイドのCTB元木に繋いで飛び込みトライ。(G失敗)
26分 神  鋼 FW・BK一体でパスを繋ぎラックからNo.8斉藤が抜けてゲインしFL伊藤・LO池上と繋いでディ
フェンスを振り切ってトライ。(G成功)
30分 近  鉄 ラックからBKへ展開しWTB飯泉・SO吉村と繋いでショートパント、ディフェンスと競ったWTB
西尾がインゴールでボールを押さえトライ。(G成功)
34分 神  鋼 近鉄がラックからBKへ展開しSOからのパスをWTBホラがインターセプトしそのまま50メーター
を独走してトライ。(G成功)
38分 近  鉄 神鋼ボールのスクラムをプッシュし回ってこぼれたボールをFL坪井が拾ってCTB山崎へ繋ぎ
ディフェンスラインを抜け20メーターあまりを走りきってトライ。(G成功)
40分 近  鉄 神鋼ゴール前のラックからオープンへ展開しSO重光・FBビリー・LOデービスと繋いでタックル
を外して抜けトライ。(G成功)
42分 神  鋼 FWがラックを連取しBKへ展開、SO今村・No.8斉藤と繋いでタックルされながらも引きずって
外しそのまま抜けてトライ。(G成功)


結果は

  神戸製鋼  
コベルコスティーラーズ
22 15 近鉄ライナーズ   
38 21





60 36

戦評

前半開始後10分で近鉄がトライとPGで得点を挙げる。しかし次の10分で神鋼が得意のモールで
2トライを挙げて反撃、逆転する。残り10分では近鉄がBKから、神鋼がFWからそれぞれトライを
挙げるがFWの接点で優位な神鋼がリードして前半を終える。後半はそのFWの優位を活かして
神鋼が連続的にボールを繋ぐようになり連続トライを挙げてゲームを決定づける。近鉄は神鋼陣
に攻め入りながらもミスで得点できない。残り10分でお互いのディフェンス網が粗くなりトライの
応酬だったが大量点の神鋼がゲームをものにした。


神鋼はやはり以前と比べるとパワー、スピードともに小粒になった感じだ。FWで縦縦を突く攻撃も
有効ではあったがトップを走るチームには通用しがたいように思う。モールでは相変わらずきっちり
組んでボールをコントロールしている。昔からそんなに強くなかったスクラムでは前半に力をうまく
分散させて回し近鉄にコントロールさせないでいた。ただしスクラムが落ち気味なのは問題。BKでは

SO以下のラインがうまく合っていないのではないか。ミラーの時のようにディフェンスをきっちり引き
つけての展開なら存分に活きるBKも真っ正直すぎてディフェンスの的を絞らせてしまう。大畑のCTB
はやはり非常措置だと考えたい。

近鉄は始めの10分でトライ、PGとほぼ理想的な立ち上がりを見せた。が次の10分で2トライを返され
てしまった。今までずっと課題だったゴール前のモールでだ。また逆に神鋼ゴール前まで攻めた
時のモールは全くと言っていいほど動けなかった。やはりここまでモールが使えないと覚悟を決めて
捨ててしまうのも手かもしれない。ラックでは以前よりもゲインを切ってのポイントを作っているので
サポートも流れも良かった。しかしずっとボールを保持し続けていてもやはりミスは起きるもので、
どこかで大きくゲインラインを突破しないとスタミナへのダメージだけが残ってしまう。このゲームでは
シーズン当初に見られたメンタル面で切れてしまう事は最後までなかったが、残り10分ほどは神鋼も
含めて物理的なスタミナ切れを起こしてディフェンスに足が追いつかない感じだった。とはいえ、
FWでもBKでも以前のように簡単に倒されたりするのではなく、「粘り」が出てきたようで次ゲームも
期待できるのではないか。


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